プロフィール

糖タンパク質糖鎖に作用する糖質分解酵素を研究しております。沼津高専の久保幹先生(現立命館大学)の下で遺伝子工学の基礎を教えて頂いた後、編入学した香川大学の竹川薫先生(現九州大学)の下でEndo-A(N-結合型糖鎖分解酵素)の研究を行わせていただきました。ポスドク時代は京都大学の山本憲二先生(現京都大学名誉教授)の下でEndo-M(N-結合型糖鎖分解酵素)やO-結合型糖鎖分解酵素の研究を行わせていただきました。

2004年に鹿児島大学農学部応用糖質化学研究室の助手(現助教)として採用していただき、菅沼俊彦先生と北原兼文先生の下で自由に研究を行わせていただいております。2007年頃に逆遺伝学的なアプローチによりゲノム上に存在する数多くの機能未知タンパク質からBifidobacterium longumが生産するペクチン分解酵素を探していたら、期せずして植物糖タンパク質糖鎖(β-アラビノオリゴ糖鎖)分解酵素群をBifidobacterium longumから見つけることが出来ました。きっと、糖タンパク質糖鎖分解酵素を研究する定めなのでしょう。

これまで、酵素の探索は主に土壌微生物を対象に行われてきたが、腸内細菌も多種多様な糖質分解酵素を持っています。腸内細菌のゲノム上にも数多くの機能未知タンパク質が存在しています.腸内細菌が分解できる植物糖タンパク質や多糖はまだまだあるはずです。まだ誰も見たことがないような糖質分解酵素を探しだすことで、我々の大腸で共生している腸内細菌の生存戦略を少しでも明らかにすることを目標に研究を進めております。

藤田清貴  Fujita Kiyotaka

鹿児島大学農学部准教授

890-0065 鹿児島市郡元1-21-24

鹿児島大学農学部食料生命科学科

食品機能科学コース応用糖質化学研究室
k4022897 @ kadai.jp

(半角に直してください)

 

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この写真は、日本応用糖質科学会奨励賞を頂いたときの懇親会の様子です。うまくしゃべるのは難しいものです。